空想孤独読本

独り身オタクの貯金ブログ時々ゲーム

深いことを考えていないオタク、選挙に行く

野球はルールすら曖昧(強いて言うなら福岡県に思い入れがあるのでホークスが好き)、無神論者です(正確に言うと、人間の思考実験上における不可解を定義するものとして、神と宗教という存在は必ず生まれるものだとは考えます)。
政治・宗教・野球の話はしてはいけないとよく言われますが、日本は上記のような人間である自分でもぼんやり生きていくことができるいい国だと思っています。海外の所謂宗教戦争や、宗教の教えに基づく論説への反対など、自分がその場にいたらだいぶ辛そう(めんどくさい寄りの辛い)だなと思うので。
ただまあ、政治に関しては国家という形態に縛られている以上、ただぼんやりしているだけというわけにもいかないな~と思うわけでして。

とはいえ、特定政党や特定の政治家を支持しているわけではありません。
個人的に一番政治に論じてほしいのは安楽死(老後尊厳死ではなく、精神的に生きることに向いていないと感じた場合は早めに世を去る選択ができるという意味合いです)についてなのですが、社会で論ぜられるには様々な事情から難しいことも感じているので、自分に所謂推し政党や推し政治家を作るという考え方は難しいと思っています(推し、というワードを使うのは自分の属性であるオタクという立場から使いやすかっただけで、それ以上の意図はないです)。
成人以降投票はちゃんと行っているのですが、毎回同じことに悩み同じ流れで投票先を決めている気もするので、次回以降スムーズな流れで投票に行けるように思考の流れのようなものをメモしておこうと思います。
と言っても、最重要事項は一点に集約されます。

「どうしても許せない点がある」存在は投票候補から外す

これです。
医師国家試験には禁忌肢問題という選択すると不合格が確定する問題がありますが、イメージとしては近いです。
禁忌肢の方は何問までセーフというラインがあるようですが、不思議なことに個人的にどうしても許せない点に引っかかった候補は、他の部分でも意見が合わないな…と感じることが多い気がします。
個人的にはこのラインはかなりハードル低めに取っているつもりで、これだけで候補が複数消えるのも政治とは…という気分にさせられるのですが、自分とは全く意見が異なるどのような人間でも出馬できるというのは日本の良さとも表裏一体のようにも感じます。
次に「まあまあ許せない点がある」存在を消し、2択に絞れた辺りで初めてどちらに投票するか、を考えます。
100点の候補者が出てくるわけはないので(そもそも人間に100点の存在がいると考えていないので)、加点方式より減点方式の方が性に合っています。
まあいつぞやこれで真っ先に落とした候補が比例で上がってきてハ?ってなったんだけど

因みに推し政党/政治家を作らない理由はもう一つあり、特定の何かを信じることで救われるという考え方は、(悪い意味で)宗教にしかならないと考えているからです。
私は無神論者なので特定宗教に入信してはいませんが、何かを盲目に信じて助かりたいという考えは推しとの関係性で間に合っています。
その推しですら定期的に目を醒まさせてくるので、程よいインスタント宗教としていい距離を保てていると思います(皮肉ではない。もちろん事故らないでほしいけど)。
こうすれば絶対に救われるという手法は存在せず、悩み苦しみながら生きていく事実を考えるたびに、生まれてくることそのものが原罪を背負うという聖書の内容を思い出し、結局無神論者を自称していても理不尽を超常的な存在に押し付けてしまうのだな……とちょっと面白くなったりします。

まとまらない話になってしまったけど、解釈違いを跳ねてそれなりを選ぶ、くらいの緩い投票でいいんじゃないですかね、ということで。
(もちろんこれを正解と盲信しないように、少しずつやり方を模索していこうと思います)
他にも投票用紙の書き心地がいいとか、投票所の近場だけど普段入らない建物に入るきっかけにしてみようとか、美味しいものを食べる言い訳にしようとか、自分の機嫌は自分で取るじゃないですけど、理由なんて自分で作ればいいわけです。
自分は期日前投票派なのでもう行ってきたのですが、その理由がレジャーで許されるレベルですからね。
そして投票頑張ったの気持ちでローソンのあんぱんを食べました。美味しかったです。

選挙特番の謎ワンポイントを紹介する風潮が好きなので、今から結構楽しみです。