空想孤独読本

独り身オタクの貯金ブログ時々ゲーム

最近読んだ本memo

家計簿つけていたら本代が膨れ上がっていることに気付いたので、せめてメモ書き程度でも感想を残しておくことで供養とする。
もろもろ順不同。

 

「アステリズムに花束を」
「流れよわが涙、と孔明は言った」
「わたしたちが光の速さで進めないのなら」
だいぶ前のハヤカワSFセールから積んでいた本をようやく。
ここ最近、頭がバカになりつつあるので長編より短編が好きです。
どこかで見た、「SFを読み終えた後の世界から切り離される感覚が好き」というのが本当にそれで、短編集はいろいろな世界に着陸しては切り離されを繰り返している感覚があり、自分にとっては旅行に近いものを感じます。この感想私が最初に言ったことにならないかな。

 

Fate Strange/Fake(7)」
2年ぶりの新刊。
私は偽バーサーカー陣営が好きです。お察しください。
もしかしてここからまた2年待つ…ってコト!?

 

「敗北からの芸人論」
著者が好きなので読んだその1。
連載時点で一通り読んでいたので、どちらかというと書き下ろしのオズワルド目当てだったけど、十分満足した。(連載時の「逆転満塁バラエティ」というタイトルも好き)
タイトルから受ける印象とは違って著者本人が自分自身を語る要素はそれほど多くない。
あくまで自分自身以外について語っているのに、筆者のそれまでの経歴が浮かび上がってくるような、なるほどそれは喫茶店のマスターのような。

 

「かなしみの向こう側」
著者が好きなので読んだその2。
シュールでずれていて、でもどこかの向こう側に存在していそうな、少し不思議な短編集。
(良い意味で)読者になるために著者のファンである必要はない作品だけど、例えば表題作に"行き止まり"が出てくるような、細かい部分で知っているとちょっと嬉しい、みたいなポイントはなくもない。
ナニヨモのインタビューもめちゃくちゃいいので一緒に読んでください。 

 

ハイパーインフレーション」(1~3巻)
ジャンプ+で読んで面白過ぎたので既刊一気買い。
基本はお金にまつわる頭脳戦なんだけど、その辺りが強烈なキャラクターとシュールギャグを交えて分かりやすくかつ独特に描かれている。
いつでも裏切るような激ヤバクソカス人間が何らかの事情で味方に付いてくれる(※味方になってくれるではない)作品は名作。

 

積み本で読まなきゃなあ……と思っているのは「三体」です。
でもいま硬派SFを読む気力がありません。
対戦よろしくお願いします。