空想孤独読本

独り身オタクの貯金ブログ時々ゲーム

趣味(の時間)が疲れる

大変ありがたいことに、こんな自分にもTRPGだとかマダミスだとか、そういったもので一緒に遊べるネット上の知り合いたちがいる。
いわゆる野良卓ではないので、学級会と呼ばれる認識齟齬や意見の食い違いによるゴタゴタは経験したことがない。
なにより、そもそもTRPG以外で出会ったはずの知り合いたちだから、関係性はそれに限定されたものではない。

それなのに疲れている。
趣味に、趣味を行うことに、趣味を行う時間に疲れている。

我ながらこんなわがままを思ってしまうことが申し訳ないのだが、もちろん当人たちの間で口にするわけにもいかず。
虚空に吐き出す愚痴がてら、自分が何に疲れているのかを整理することで、自分に向き合ってみようと思う。

 

1. 予定を立てることが苦手

特にTRPGに限らず、休日に予定を立てることが苦手だ。
学生の頃はライブのチケットを大量に抱えてあちらこちらを行ったり来たりしていたものだが、今は予定を決めて決めた予定通りに動くということが大変難しくなった。
なぜなのかはあまり分からないが、前職のストレスでぶっ壊れて以降この傾向が突然強まったように思う。
あの時感じた拘束される感覚が未だにストレスなのかもしれない。

2. 睡眠時間が削られることがつらい

特に診断が下りたわけではないが、私にはロングスリーパーのケがある。
できれば23時には布団の中に居たい。起きるのは7時。これで8時間睡眠が理想。
が、セッションは日付を超えることが多い。1時ごろになるともう頭は回らないし、2時となると吐き気すらする。
やんわりと深夜は辛いと伝えたのだが、自分が妥協したこともあって1時ごろの終了はデフォルトになってしまっている。
確かに、他のメンバーの仕事の都合で21時ごろの開始になることが多く、そうなると0時まで、3時間で〆は短すぎる。
向こうは日常生活の都合だが、こちらは早く寝たいというだけのことで、言ってしまえばこちらが我慢すれば済む甘えなのだろう。
……というのは頭では分かっているのだが、本当に辛い。
2時終了の卓の次の日は丸一日使い物にならなかった。
セッションが盛り上がると切らずに続行するパターンが多いし、こうなると本当にきつい。
しかし自分はプレイヤー側が多いので、ゲームマスターに無茶言ってセッションを中断するということが心理的にやりづらい。

3. 自分はいなくてもいい

TRPGで遊んでいるメンバーは多い。
そのため、自分が参加しなくても頭数は容易に集まる。
しかも、別に私は楽しいRPができるわけでも、謎解きに長けているわけでも、凝ったコンボを思いつけるわけでも、ルールブックを深く理解してゲームマスターの手助けができるわけでもない。
いつも思うのが、そこにいるのが自分である必要は特にない。
面白いことを考えるメンバーがいるな、という楽しみ方は、別に後からログを読むでも良いわけで。
当たり前だけどそういう人がもてはやされるので、何もない自分はそういう人を眺める楽しみ方しかできない。

4. 方向性の違い

熱量の違い、という方が表現として正しいだろうか。
よくゲームマスターをしている人は、参加者の奇抜な発想やキャラクター構築を楽しみにしているし、自分のキャラクターはNPC含めて細かく設定しすべてに意味を持たせているようだった。
本当に申し訳ないが、PC(キャラクター)にそこまで入れ込むことがない自分は、その感覚を重く感じる。
斜に構えているつもりはないが、しょせん自分の中から抽出したものに過ぎない創作物にそこまで入れ込めない。
不思議なもので、二次創作の解釈を突き詰めることは好きなのだけど、オリジナルやTRPG・マダミスのPCについては謎の虚しさが生じて解釈を突き詰められない。創作者の顔が見えることが嫌なのかもしれない。

今のセッション(キャンペーンというやつ)が終わったら、一旦この趣味からは距離を置いてみようと思う。
実はかつてなんだかんだ一度距離を置いたのだが、また別の形で戻ってきてしまったのが現状だ。
そして分かったこととして、自分はこの趣味に向いていなかった。
この趣味をやめたら積みゲーを崩す速度を上げたい。