空想孤独読本

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【積みゲー崩し】ワールドエンド・シンドローム(2)

www.arcsystemworks.jp

神代 沙也

15歳、高校1年生。
身長163cm。
ミステリー研究会所属。
世界的菓子メーカー、神代堂の一人娘であり社長令嬢。
学業の成績は、常に学年トップ。
運動神経も抜群で、中学時代はテニスで全国大会に出場している程。
気が強く、プライドも高いが、先輩である舞美や未海の事は一目置いている模様。
誰にでも言いたい事をズバズバ言うので、メンタルの強い健介とは常に言い合いになっている。

(上記、公式サイトより引用)

※以下、ネタバレが含まれているので閲覧注意。

 

ワールドエンド・シンドローム、沙也ルートをクリア(?)しました。
(?)が付いているのは、沙也と両思いになれたもののその後どうも一同皆殺しにされたっぽいからです。
その辺りはおいおい。

キャラクターへの感想

一周回って清々しいほどに、君どこかでお会いしませんでした?と思えるほどのテンプレートを満たした金髪高飛車万能年下お嬢様。
逆にここまでテンプレ通りのキャラクター、昨今見なくなったまである。
主人公を付き人として雇ううちに惹かれていく、人生で初めて行った牛丼屋に戸惑う、庶民感覚とのズレを自覚しながらそういう人たちとともにあるために努力する、意識し合って初めてのデートで主人公の好みに合わせてくる、彼女だけが知る秘密の場所に連れて行ってもらう、万能ながら血縁に秘密を抱えて悩む……
こういうのでいいんだよ!こういうので!と言いたくなるキャラ造形でした。
いつか絶対来たるだろうサスペンス要素におっかなびっくりしながらプレイしていたので、最初にこういうキャラと対面できたのは単純に嬉しかったです。
昔は高飛車ツンデレが苦手寄りだったんですが、年を取ったからか最近はそういうキャラクターも好きになりつつあります。
自分が萌える/ときめくというよりは、見ていて可愛い生き物だな~という気分になります。老人か?

シナリオへの感想

な~~~んもわからん。
フォーカスされたのは沙也の家庭事情が中心で、その殆どはルート内での伏線が綺麗に回収されたものの、それ以外は……。
むしろシナリオで出てきた不審者は(取り逃がしたとは言え)力合わせて撃退できたのにエンディング後になぜか主人公一同が皆殺しにされたっぽいことや、彼女が子供の頃見たという「蔵」(沙也曰く、沙也母の情報がしまわれていた)は存在しなかったと言われるなど、謎が増えたまであります。
強いて言うなら黄泉人を匿った一族が甘奈家だと明言されたことくらいでしょうか。そこはまあ、そうか……といったレベルの話ではあるので。

もちろん謎が解けないまま謎が増えただけのシナリオではなく、上述の通り沙也の可愛い生き物っぷりを存分に楽しめるし、どこかアイデンティティを見つけられずにいる男女が、いい意味で特別なことが起きない夏に少しずつ交流していくことで惹かれ合っていく流れはとても良いシナリオだったと思います。だからこそ最後、よりによってエンディング後に一同が皆殺しにされたと思しき描写が挟まるのが悲しかったともいえます。

描写的に、主人公はうっすら、竜崎さんは確実にループ(もしくは世界線的な概念)を把握していそう……かな?(最後の殺人事件後の語りが竜崎さんと仮定して。読み飛ばしが怖いところ…)
音無さんと山城先生はループ(もしくは世界線的な概念)は知ってなくても重大な鍵を握っていそう。
逆説的に言えば、ルートに入ったのに黄泉人の話もこの辺りの話も出てこなかった沙也は、黄泉人関連のミステリー的にはシロなんでしょうね。

そういえば沙也ルートとは何も関係ないのですが、無情報でプレイしたところノーヒント地図オンリーで放り出されてかなり途方に暮れたので次からは攻略に頼ります。
なんかアイテムコンプみたいなのもありそうだし、コンプしないと真相シナリオにたどり着けません^^;されて沼にハマりそうなんですよね~。
シナリオ自体のネタバレには触れないようにしながら攻略情報を探してみたいと思います。